個人の住宅に侵入する空き巣は、実際に金品を空き巣される被害が多いのですが、店舗やオフィスだと顧客の個人情報が漏洩してしまう等、防犯対策する種類は個人の住宅より増加します。また空き巣に一度、遭遇すると被害額は個人の住宅に侵入される被害額より多大な額を損失します。ですので、店舗・オフィスでも防犯対策は重要であります。
こんなお悩み、解決します!
- 店を経営しています。防犯対策を任される立場になったのですが、どうやったらいいのかちんぷんかんぷんで・・・。店舗向けの防犯対策ってどういうことするか教えて下さい。
本記事では、オフィスセキュリティをよく知らない人向けに徹底解説します。前半は、空き巣の侵入件数と侵入手口についてを話します。後半では、オフィスセキュリティとして行われることの一例を掲載しますので、最後まで読んでください。
※このサイトは広告が含まれております。リンク先の他社サイトにてお買い求めの商品、サービス等について一切の責任を負いません。
侵入窃盗の発生場所別認知件数
- 引用住まいる防犯110播 (警察庁)
店舗やオフィスにあたるのは「一般事務所・商店」です。侵入窃盗の発生場所別認知件数はどれくらいかというと、下記のパーセンテージでした。
- 一般事務所:13.1%
- 商店:6.5%
2つ合わせると約20%です。1年間のうちに約11,300件もの被害を受けているのです。防犯対策は住宅だけではなく、店舗や事務所でも必要なのがデータからもわかりますね。
空き巣の侵入手口
店舗やオフィスへ空き巣が入る際の侵入手口についてお話します。
侵入手段
侵入手段は2つのケースで多くみられます。
- ガラス破り
- 無施錠
無施錠は、つまり鍵を閉めずに出かけたすきに空き巣の侵入を許したケースです。無締まりは防犯意識を高める必要があります。その一方でガラス破りは、バールや電気ドリル、金槌等を使用して侵入しますので、「侵入した後、凶器になり得る」道具を所持しています。金品を窃盗されるだけでなく、あなた自身や店で働く従業員に危険が及びます。ですので、ガラス部に何かしらの防犯対策を加えておきたいです。対策については後述します。
侵入口
侵入口としては下記の3ヶ所が挙げられます。
- 客用出入口
- 窓
- 通用口
上記箇所を重点的に防犯対策することを推奨します。防犯的観点の知識として「侵入に5分かかれば7割の犯人が侵入を諦める」と言われています。ですので、時間をかけさせる施策を作ることが重要なのです。
オフィスで狙われるもの
オフィスで狙われるものは、一般住宅と同じではありません。
- 情報
- 高価な品
上記2点を狙って侵入してきます。
【オフィスで狙われるもの1】情報
情報という観点では、
- パソコン内にあるデータ
- ハードディスク内にあるデータ
など、個人データや企業極秘情報を入手するために侵入窃盗を試みる窃盗団も存在します。現在は、情報社会。顧客情報があれば、何個まで新たなビジネスをはじめようとした時にセールスできます。そういった個人情報を求める団体は多数存在し、多額の金額が動きます。ですので、「情報」も大きな資産を生み出し、窃盗犯が動く動機の1つです。
【オフィスで狙われるもの2】金銭的なもの
金銭的な観点では、
- 金庫を盗む
- 株券
- 手形
- 小切手
- パソコン
- キーボード
などが挙げられます。現金でなくても、現金化すれば金になるものを積極的に狙います。株券、手形、小切手、現金などは重量物ではないので、盗みやすいものではありますが、パソコンなどもデータを入手し、本体は売り払うこともできるため用心したいものです。
オフィスが狙われる理由
オフィスが狙われる理由として挙げられるのは下記のような理由です。
- 店舗や事務所は、住宅と異なり夜間無人に
- 音を立てても気づかれる可能性は低い
1度侵入さえしてしまえば、翌朝になるまでほとんど誰かに追われることなく犯行を完遂できます。つまり、セキュリティ対策をしなければ、完全無防備な状態になってしまうのです。
オフィスセキュリティ
それでは、どういったオフィスセキュリティが必要なのか具体的にみていきましょう。
共通で行うセキュリティ
テナントに入っているオフィスと、1事業所のみしか入っていないオフィスがありますが、両者共通して行うべきセキュリティについて下記にまとめました。
- パソコンのID・パスワード設定
- 戸締まりをしっかり行う
- 防犯性能の高いガラスを使用する
- ビルの出入り口のセキュリティ(受付・電気錠・オートロック・二重ロック・入退出管理)
- 監視カメラ
- 非常階段、非常口のセキュリティ
- 金庫のセキュリティ(床や壁にボルト固定、振動に反応するアラーム装置、異常があれば音や光で警告し、管理室に通報するシステム)
- ドアや窓に侵入検知センサー
- 社員に対する防犯意識を強める防犯教育
テナントビルでのセキュリティ
テナントビルのセキュリティについて下記にまとめました。
- 各テナントに侵入検知センサーを設置し、不審者の侵入に対して威嚇・自動通報するシステムを導入
- エントランスに入退出管理用のカードリーダーや鍵管理システムなどを設置し、営業時間外は関係者以外が専有部へ入れないようにする
防犯対策の一例を紹介
防犯対策の一例を紹介します。
とある会社で働く社員に1通のメールが届きます。件名もよく見ずに開くと「あなたのパソコンはハッキングされました」と表示され、全く動作しなくなりました・・・。紹介した内容は、情報漏えいに対してのセキュリティ強化の一貫として行われていることです。社内メールに、開くとバグが発生するメールを1通、不定期で発信します。それを受け取った社員がどのように行動し、解決のために動いていくのか見るためです。受け取った社員は、戸惑い動揺するかもしれませんが、一度経験したことで、メールからの情報漏えいの危険と、起こしてしまったことへの対応を改めて再確認できるようになります。各企業ごとに様々な防犯対策を行い、対策強化を強めています。
法人向けおすすめ防犯グッズ
法人向けのおすすめ防犯グッズをご紹介します。
金庫
GAWOOW テンキー式 防犯金庫
大容量なので、カメラ、レンズ、大量の現金なども保管できます。パスワードによる開錠、暗証番号による開錠の2種類の開け方があります。
サイズ | 外寸:45×38×33cm 内寸:44×37×25cm |
---|---|
重量 | 17.35kg |
容量 | 40L |
防犯カメラ
TMEZON(JP) AHD防犯カメラ
「200万の高画素」高画質の200万画素(1080P)に加え、3.6mmの広角レンズで、人や物の様子がはっきり見られる防犯カメラです。
サイズ | – |
---|---|
重量 | – |
画像 | 200万画素 |
法人向けセキュリティ
「やっぱり防犯力を高めることは大切だよな」と理解した方向けに法人向けセキュリティをご紹介します。やはり、日中の仕事をしている時以外は、会社に誰もいないのは盗難の可能性も高くこわいもの。法人向けセキュリティを導入してみてはいかがでしょうか?金額など要検討ですが、大手防犯会社が安心です。
具体的には
- ALSOK
- セコム
大手企業はいいですが金額も気になるところですよね。ですので、あなたに合った会社と契約するのがいいですね。
まとめ
今回は、法人向けに店舗・オフィスにおすすめの防犯対策を話してきました。まとめると、オフィスは一般住宅の次に多く、オフィスにおいても防犯対策は必須です。セキュリティ強化することで、盗まれてはいけない情報や金品を守ることができます。しっかりと防犯対策を学び、安心して働ける職場を築き上げましょう。