鍵がなくても自宅のドアをスムーズに解錠できるスマートロックをご存知ですか?
とても便利でセキュリティの面でも高い安心を誇るスマートロックは、近年人気が高まっています。実際に、新築のほとんどはスマートロックを採用しています。また、リフォームや鍵の取り替えの場合には90%以上がスマートロックを取り付けているのが現状です。スマートロックは、ピッキング被害に遭いにくく、鍵の紛失、盗難、鍵の閉め忘れなどがないため、防犯性がとても高くなります。
この記事では、スマートロックの設置方法と相場を紹介します。
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スマートロックの取り付けは簡単!
とても便利なスマートロックを現在住んでいる住宅に取り付けたいと思っても、取り付けが大変だったり、高い費用がかかるのでは?と二の足を踏んでいる方も多いのではないでしょうか?いえいえ、実はスマートロックの取り付けは簡単なんです。DIYが苦手な方でも、力のない方でも、手順通りに作業すれば、専門知識がなくても誰でも取り付けることができます。さまざまなスマートロックが販売されているので、取り付ける場所に合わせて選ぶことができます。取り付け方法は、工事が必要なものから、簡単なものまで3種類あります。
では、それぞれの取り付け方法を説明します。
取り付け方法
スマートロックの取り付け方法は3種類に分けられます。
取り付け方法 | 簡単度 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
テープ貼り付け | ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ | ●設置場所を傷つけない ●賃貸住宅でも取り付け可能 ●工具なしで誰でも簡単 ●低コスト | ●固定力によっては外れる ●粘着テープの跡が残る ●対応していないドアがある |
シリンダー交換 | ⭐︎⭐︎⭐︎ | ●現状回復できれば賃貸住宅でも取り付け可能 ●しっかり固定される ●DIYできる | ●シリンダーの形状により専門工事が必要 ●業者依頼のコストがかかる |
穴あけ工事 | ⭐︎ | ●強度な固定力 ●工具の扱いに慣れていればDIYも可能 ●戸建て向き | ●賃貸住宅は取り付け不可能 ●業者依頼のコストがかかる |
後から取り付けることができるタイプのスマートロックのほとんどは、強力な両面テープで貼るだけで工事の必要がありません。玄関ドアのスマートロックを取り付けるのに、テープで貼るだけ?と肩透かしを喰らうほど簡単です。工事が必要ない理由は、高度な電子錠を取り付けるのではなく、スマホで既存の鍵を開閉させるアタッチメントを取り付けるだけだからです。
電子錠を取り付ける際は、配線などの作業が必要になりますが、スマートロックは、先に述べた3種類のどのタイプもアタッチメントは電池で動きます。ですから、どのタイプを選んでも配線などの難しい作業はありません。貼り付けタイプは、粘着力の高い特殊なテープで貼り付けるので、特殊な工具は必要ありません。工事をするわけではないので、すぐに元に戻すことができ、賃貸住宅にも取り付けられます。
シリンダーを交換するタイプもDIYがお好きな方なら、自分で取り付けることもできます。工具は普通のドライバーがあれば十分です。穴を開けるタイプは、特殊な工具が必要です。お持ちでなくても、ホームセンターなどで貸出をしていることもあります。ドアに実際に工具を使って穴を開けますので、失敗が効かず、慣れない工具で怪我をする恐れもありますので、DIYに慣れた自信のある方にしかおすすめはしません。
どのタイプのスマートロックも、どんな場所、どんなドアでも対応できるわけではありません。必ずスマートロックを購入前に設置場所の確認をしましょう。
貼り付ける際の6つのポイント
主な貼り付けタイプのスマートロックの取り付け手順を簡単にご説明します。製品により詳細は異なりますので、実際に取り付ける際は付属の説明書をご確認ください。
ポイント① サイズを確認する
ドアのサムターン(つまみ部分)にサムターンホルダーをあてサムターンホルダーのサイズを確認する。
ポイント② 高さを調整する
サムターンホルダーとロックを組み合わせた後で、ロックとスペーサを借り止めし、サムターンとの高さを確認する。
ポイント③ ネジで固定する
ロックとスペーサーをプラスドライバーを使い、ネジで固定する。
ポイント④ ドアを綺麗にする
貼り付ける前に、貼り付け箇所の汚れをとる。
ポイント⑤ 粘着テープで貼り付ける
上下左右をしっかり合わせて、本体に粘着テープで貼り付ける。
ポイント⑥ 本体を設置する
ドアのサムターンを横にして施錠した状態にして、本体を設置する。ドアと本体を強く押しつけて固定する。
シリンダー交換の6つのポイント
主なシリンダー交換タイプの取り付け手順を簡単にご説明します。製品により詳細は異なりますので、実際に取り付ける際は付属の説明書をご確認ください。鍵のプレートについているメーカー名、型番を確認して、対応するスマートロックを購入することがまず、大前提です。
ポイント① 既存のシリンダーを外す
プラスドライバーでドアの側面の金属板を外す。
ポイント② シリンダーのピンを抜く
マイナスドライバー・ペンチでシリンダーを止めているピンを抜く。シリンダーが落ちないように固定する。
ポイント③ シリンダーを外す
ピンを抜いて錠前からシリンダーを外す。
ポイント④ スマートロックを取り付ける
スマートロックを取り付け穴の位置に取り付ける。
ポイント⑤ ピンで固定する
スマートロックを取り付けたら、先程抜いたピンを差し込んで、固定する。
ポイント⑥ 初めに外した金属板を取り付ける
ガタつきがないか確認する。
穴あけ工事のポイント
穴あけ工事は、専用の工具があれば一般の方でもできます。工具はホームセンターなどでも貸し出ししています。スマートロックを取り付ける位置に、工具を使って実際に穴を開けます。取り付ける位置を正確に決める必要があり、穴を開けるので失敗はできません。専用の工具の取り扱いにも注意が必要です。思わぬ怪我や失敗を避けるため、業者に依頼することをおすすめします。
予算
スマートロックは各社さまざまな機能を持たせたタイプを販売しています。価格も機能により異なります。スマートロック導入には、製品価格+設置工事費用+維持費がかかります。それらを含めても相場は3〜6万円程度です。設置工事費用は、自分で取り付けることで抑えることができます。維持費は、主に電池の交換費用となります。また、賃貸住宅に取り付けた際は原状回復費用も考えておかねばなりません。
取り付けタイプ | 製品価格 | 設置工事費 | 維持費 |
貼り付け | 4,180〜 | 0〜 | 300〜 |
シリンダー交換 | 11,980〜 | 3,000〜10,000 | 300〜 |
穴あけ工事 | 13,349〜 | 5,000〜10,000 | 300〜 |
レンタルできるものもあります。家電レンタルサービスRentioでは、Qrio Lock スマートロック Q-SL2をレンタルして試すことができます。
費用 | 料金 | 期間 |
お試し利用 | 2,500円(送料無料) | 14泊15日レンタル |
延長利用 | +200円 | 1日 |
月額制利用 | 2,000円 | 途中返却可能 |
そのまま購入 | +17,500円 |
まとめ
便利でセキュリティにも優れ、高価なイメージのスマートロックですが、実際は、意外と低コストで、自分で取り付け可能だということがお分かりいただけたでしょうか?
たくさん出回っているスマートロックの多くは、後付けが可能なものです。最低限の機能のものは、案外低価格で販売されています。しかし、大事な家の玄関を守るロックですから、防犯性などからもしっかりとしたものを選ぶようにしましょう。取り付けも自分で簡単にできますが、取り付け方が甘くて外出中に落下して、実際に解錠できなかった、というミスがないようにしましょう。どうしても心配な方は、信頼できる業者に依頼することをおすすめします。