電子錠の利用用途事例5選と設置場所

基礎知識
基礎知識 電子錠

この記事では「自宅」や「オフィス」などシーン別に電子錠を導入するメリットを紹介しています。

電子錠にはたくさんの機能があります。例えばオートロック機能は自動的にカギが閉まってくれるという便利な機能で、朝のゴミ出しのようなちょっとした外出でもしっかりと施錠してくれます。ワンタイムパスワードが発行できる機種なら、訪問介護や物件管理で1度だけ解錠したい時に非常に便利です。また解錠方法にもいくつか種類があり、ICカードや暗証番号だけでなく、手持ちのスマホをカギとして登録したり、近づくだけで解錠するリモートキーなどなど従来の鍵にはなかった機能が満載です。

そこで本記事では、こうした電子錠の便利な機能が、どのようなシーンで活躍するのかを4つの事例で紹介していきます。

 

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【電子錠の利用用途①】自宅

子どものいるご家庭に電子錠を導入する最大のメリットは「子どもにカギを持たせないで済む」ことです。共働きで忙しいと、子どもがカギを持つという選択肢が出てきます。しかし、子どもの便利のためと思ってカギを持たせたとしても、犯罪者はどこに目を付けているか分かりません。特に、カギを持っていることが知られることはそれだけで大きなリスクです。

その点、遠隔操作可能な電子錠なら、子どもにカギを持たせずに解錠ができます。たとえば子どもから帰宅LINEを受け取ったら、その場でスマホのタッチひとつで自宅のカギを開けるといった操作が可能です。実際、小さなお子様のいるご家庭では「子供がカギをなくした」「玄関のカギが開けっ放しになっていた」などの経験をお持ちの方も少なくないと思います。こうした防犯トラブルを解決するためにも電子錠は役に立ちます。

 

手が離せないときも電子錠なら安心

家の中にいるとどうしても手が離せない瞬間が良くありますよね。料理中でどうしても火から目が離せない、育児で子どもがいてどうしても…、とにかく理由は様々です。しかし、この「どうしても」のタイミングにインターホンが鳴ることはよくあります。こんなとき便利なのが遠隔操作できる電子錠です。スマホやリモコンで離れたところから操作できる電子錠なら、手が離せなくても、その場で玄関を開けてあげられます。

万が一リモコンを無くしても登録情報を削除すればいいので、従来のカギのようにシリンダー交換をする必要がないというのもメリットですね。それでも「外でリモコンをなくして帰ってきたらどうしよう。」と、ご心配の方がいらっしゃるかもしれません。そんな方には指紋認証機能がついている電子錠がおすすめです。これならリモコンもケータイも必要ありません。オートロックで閉め出されるリスクもなくなります。

 

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【電子錠の利用用途②】オフィス

事務所には社員だけではなく、取引先担当者や清掃業者、配達業者、設備関係の工事業者、パート・アルバイトなど、様々な業種の人が出入りします。そのため、誰がいつどこに出入りしたのかを管理できないと、それだけで大きなリスクを抱えることになりますよね。また、夜間の清掃や工事ではカギの受け渡しが必要ですし、カギの紛失や複製も心配です。

そんなオフィスシーンでは入退室履歴のできる電子錠がおすすめです。暗証番号認証機能のある電子錠なら、発行した暗証番号ごとに入退室履歴を管理できますし、カギの受け渡しの必要もなくなります。また、発行した暗証番号に有効期間を設定することも出来るので、契約時間外は出入りできなくすることも可能です。

 

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【電子錠の利用用途③】介護用

「ホームヘルパーさんにカギを預けたいけど断られた。」「カギを預けるのはちょっと…。」こんなお悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか。ホームヘルパー派遣業者の中にはカギを預かってくれないところもありますし、預かってくれたとしても信頼しても良いのかどうか悩みますよね。無理をすれば玄関までカギを開けに行けなくもない方でも、途中で尻もちをついたり、ころんだりして寝たきりになったりでもしたらと、気が気でなりません。

そこでおすすめなのがリモコン遠隔操作できる電子錠です。リモコン操作ができれば、ホームヘルパー訪問時にベッドの上からカギの開け閉めが簡単にできるので、玄関まで移動する必要がなく、本人にとっても負担の少ない方法です。玄関のドアが開くと警報を鳴らす機能を備えている電子錠もあり、高齢者の徘徊防止にも効果があります。

 

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【電子錠の利用用途④】民泊

民泊ではカギの管理が大変です。まずカギの受け渡しが面倒ですし、時間通りに来ない利用者もいます。無事にカギの受け渡しができても、現地に同行するわけではありませんので、チェックインしたかどうかがわかりませんし、万一カギの返却がなかった場合は、対応に追われることになります。そこで民泊におすすめなのが暗証番号とICカード認証を併用できる電子錠です。

 

民泊に便利な電子錠の使い方

  • 利用者に初回のみ解錠できる暗証番号をメール
  • 2回目以降は部屋の中のICカードを使ってもらう
  • 期間が過ぎたらICカードを無効にする

これなら面倒なカギの受け渡しをすることなくスムーズに管理ができます。オートロック機能がありますので、セキュリティも万全です。

 

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【電子錠の利用用途⑤】賃貸物件

ウィークリーやマンスリーマンションで大きな負担となるのはカギの管理ですよね。利用者が変わったり、来訪時の対応が必要だったりと担当者が拘束される時間はかなりのものです。

 

短期利用マンションの手間/コスト

  • 新しい利用者への鍵の受け渡し頻度が高い
  • 来訪時間がバラバラ
  • 担当者が拘束される
  • 鍵の取り換えコスト

こうした問題を解決するのが、暗証番号認証機能のある電子錠です。これなら利用者に暗証番号を通知するだけで済みますので、カギの受け渡しをする必要もなく、大幅に手間を減らすことができます。また、利用者が変わる際には暗証番号を変えるだけで済み、カギを交換する必要もありません。電子錠によっては入退室状況をクラウド上で一括して管理することもできるので大変便利です。入居だけでなく、内見でもカギの管理がスマートになるのは、物件管理者にとって大きな魅力ではないでしょうか。

 

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【電子錠の利用用途⑥】その他

電子錠(または電子キーシステム)の利用用途は、上で紹介した以外にもありますのでいくつかご紹介します。

  • 車:自動車にも電子キーシステムが設置されています。これらのシステムは、キーレスエントリーシステムやプッシュボタンスタートなどで使用されます。
  • 倉庫や保管庫:貴重品や在庫の管理に電子錠が使用されることがあります。アクセスを制御し、監視するために設置されます。
  • ジムやスポーツクラブ:会員制の施設では、電子キーカードやスマートフォンアプリを使用してアクセスを制御するために電子錠が使用されます。
  • 学校や大学:学校の教室や寮、学生寮の入り口に電子錠が設置され、セキュリティとアクセス制御を向上させることがあります。
  • 商業施設:商業施設やオフィスビルでは、電子アクセス制御システムが一般的に使用され、従業員や来訪者のアクセスを制御します。
  • ホテル:ホテルの客室や共用エリアに電子錠が設置され、宿泊客のセキュリティと便益を提供します。
  • 医療機関:病院や診療所では、機密性の高いエリアへのアクセスを制御するために電子アクセス制御が使用されることがあります。

電子錠の設置場所は、セキュリティ要件や便益に応じて変化します。特定の用途や環境に最適な電子錠システムを選択し、適切に設置することが重要です。また、セキュリティポリシーと規制にも従う必要があります。

 

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まとめ

電子錠がどんな風に役立つかを4つの事例をもとに紹介しました。従来の鍵との一番の違いはカギを持っていなくても解錠できるという点ではないでしょうか。これにより、その場にいなくても遠隔操作できたり、訪問者や一時的な入退室を管理することができます。電子錠はピッキングなどの従来の侵入行為に対して優れた防犯性能を発揮しますので、ご自宅での使用におすすめできますが、用途や目的に合わせてオフィスや物件管理でも幅広く利用できるツールです。施錠で迷ったら電子錠を検討してみてはいかがでしょうか。